【男1:女1】本日の昼食について(男女版)

男1:女1/時間目安10分


【題名】
本日の昼食について

※こちらは男女版です。


【登場人物】
男:超甘党
女:超辛党


(以下をコピーしてお使い下さい)

『本日の昼食について』(男女版)
作者:なる
https://nalnovelscript.amebaownd.com/posts/9413284
男:
女:



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001 女:ねーねー、お腹減った。

002 男:もうお昼か〜。何食べるー?

003 女:冷蔵庫に食べれそうなものあったっけ?

004 男:……覚えてない。

005 女:だよねー、普段料理しないもんねー。

006 男:酷い言い様だな(笑)

007 女:だって本当のことじゃん。

008 男:じゃあ、今日のお昼は俺が作る。

009 女:やったー!

010 男:じゃあー、お昼は何が食べたい?

011 女:激辛ラーメン!

012 男:却下、次。

013 女:激辛そば!

014 男:却下、次。

015 女:うーーーん、じゃあ激辛うどん!

016 男:そんなに麺類がいいの?!てか激辛から離れて?!

017 女:うん、今麺が食べたい。……激辛の。

018 男:激辛は却下。麺か〜。

019 女:えー、じゃあ逆に何食べたいの?

020 男:俺はー、チョコスティックパン。

021 女:あれは朝ごはん!お昼ご飯にはならないから却下。次。

022 男:じゃあ、昨日頂いたケーキ。

023 女:それは今日のおやつ!却下!次。

024 男:タピオカ。

025 女:タピオカはご飯にならないでしょ?!というか、うちのどこにタピオカがあるの?

026 男:いや近所にできたタピオカのお店行きたいなと思って。

027 女:わざわざその為だけに外出るのめんどくさいから却下。っていうか、なんでそんな甘いものばっかりなの?

028 男:甘いものが好きだから?

029 女:甘いものはご飯にならないでしょ?

030 男:パンケーキは、ご飯になる。

031 女:ならない。

032 男:なーーーる!なるよ!いいか?パンケーキはちょっと分厚めに焼くんだ、いい色になったらひっくり返す、そして中まで火がしっかり通ったらほんの少しのバターを乗せるんだ。その上からたっぷりの蜂蜜をかける。メープルシロップでもいいな。ふっくらした生地にたっぷりのバターと蜂蜜をかける…フルーツも乗せたら最高だな……はぁ、今すぐにでも食べたい。

033 女:……うん。

034 男:分かってくれたか?!

035 女:いや、パンケーキはおやつ。で、お昼は何を食べるの?

036 男:だから、パンケーキ。パンケーキがお昼ご飯になることを証明してやる。

037 女:ホットケーキミックスないでしょ。証明は今度ね。問題は今日のお昼。

038 男:お昼……あー甘い物食べたい。

<女探し物をしている。>

039 女:うーーん。

040 男:何してるの?

041 女:カップラーメン探してる。

042 男:なんでまたカップラーメン?

043 女:麺の口なの。麺以外受け入れられない。

044 男:うーんじゃあ麺にするか……あ、焼きそばは?

045 女:あり!

046 男:よし、じゃあ今日のお昼はスペシャル焼きそばで決まり〜!

047 女:やったー!……あ、そういえばさ、この前激辛で噂のカップ焼きそばをね、食べたんですよ。

048 男:あー、あの明らかにヤバそうな色と見た目と匂いを放つと噂のあれね。

049 女:そうそう、いやぁ〜辛かった!

050 男:うん、そりゃあ辛いだろうね。明らかにパッケージから辛いですよ〜って言ってるじゃん。

051 女:中身のソースもね、混ぜるな危険って言わんばかりの色してるソースでね。

052 男:んでそれを混ぜないといけないわけだ。

053 女:そりゃあソース焼きそばだもん。ソース混ぜないと美味しくないよ?

054 男:でも混ぜるとヤバい色してたじゃん。

055 女:でもねー?ネットで言われてるほどヤバい味はしなかった。ただ辛いなー、美味しいなー!ってだけ。

056 男:……舌おかしいんじゃない?

057 女:いやいやいやいや、辛いものはその刺激がいいんだよ。それがいいの。分かる?ドゥーユーアンダースタンド?あの赤く煌めくソースに絡めた麺、そしてそれを口に入れた時に来る最初のピリッと感。その後に押し寄せる超絶辛い波。そしてそれを耐えた後にやってくる痺れ……そこで冷たい水をグイッと飲む……これがクセになるんだ……。

058 男:ふーん。

059 女:え、冷た。あ、あと!パンケーキ好き〜甘い物すき〜って言ってメープルシロップの瓶ひっくり返すあんたに、『舌おかしいんじゃない?』なんて言われたくない!

060 男:あれは至福の美味さになるんだよ。甘い物は甘ければ甘いほど価値があるんだっ!だからおかしくない!

061 女:お言葉を返すようですが、辛い物は辛ければ辛いほど価値があるんです〜。だからおかしくない!

062 男:同じこと言ってんじゃん。

063 女:同じ事じゃないし。バターの量に比べてメープルシロップの量多すぎだから。あんなの食べてたら糖尿病になるわ。

064 男:今までなってないし。……お前こそ、普段好き〜って食べてる辛いものたち、あれ色ヤバすぎだろ。いつか胃に穴が空くんじゃないか?

065 女:今まで食べてきて空いてないから〜。

066 男:そう。

067 女:うん。

068 男:ところで。

069 女:んー?

070 男:肉がないんだけど。

071 女:え、焼きそばの肉ナシはイヤ!

072 男:もう諦めて外行かない?……しかも。

073 女:うん?

074 男:今日買い物の日。

075 女:あー……うん。買い物ついでにお昼食べよ。

076 男:だな。……じゃあ30分後に出発でどう?

077 女:さんせー。


<間>


078 男:ところで、どこに買い物に行く?

079 女:ショッピングモール。

080 男:え、遠くない?

081 女:だって絶対またお昼で揉めるじゃん。フードコート行こ。

082 男:りょーかい。


(終)



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✽ 男性版 ✽

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